田舎へ行こう

定年後の移住体験記

ひょんなことから

田舎暮らしのための移住物件を探すと言っても、ネットで探すくらいしか方法がないのですが、私の場合、目的がハッキリしているのである意味探しやすいかもしれない。


できるだけ海に近い所で探すので、それ以外の物件はハナから省けるのです。


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しかし自治体の空き家バンク、民間不動産情報サイトなども見て回るが数はそう多くない。

さらにその中で私の食指が動きそうな物件はなかなかないのが実情です。




和歌山県の空き家バンクは一括のサイトがあり、あちこち探さなくてもひとつのサイトで県内の各市町村の空き家が見れるため、非常に便利で、賃貸・売買とも掲載されていますが、やはり私の気になる物件はそうそうありません。




空き家なので、築年数が古いのは仕方ないのですが、海の近くは以外と駐車場がない家が多いのです。


贅沢ですが、やはりそこそこの敷地があり、車も置けてバーベキューができるくらいのスペースが欲しいところです。


私の希望はできれば賃貸のほうがいいと思っています。


住んでから慣れない土地で不都合なことや気に入らないことがあれば移れるから。


やはり買うとなると、よほど気に入って、理想の物件とならないと決断できないと思います。


さらに、老い先短い身で、後々の処理もありますし。


この辺りには、別荘地も幾つかあり、中古物件も売りに出ていますが、ほぼ売買になるし、少々お高いです。



空き家バンクで1件気になる賃貸物件があり、家賃は相談となっていたので問合せてみましたが、推測よりだいぶ高めでした。






そんな折、不動産屋のサイトで、賃貸物件を見ていると、ん、なんやこれという物件が目に留まりました。



家賃が手頃で、敷金・礼金はゼロ。駐車場代と管理費は別にいるけど、一人暮らしには充分な広さで、すぐにでも住めそうなアパートです。


よく田舎暮らしを始めるには、現地に何度も通って、土地の人とも知り合って、納得してからとか言われますが、めんどくさがり屋の私は、通うよりとりあえず移り住んで、そこで理想の物件を探したらいいんではないかなんて、都合のいい事を考え、さっそく問合せてみました。




するとそのアパートは、現状満室で、12月に空きが出る予定なので、退去予定が確定したら連絡しましょうか?

ひょっとしたら退去が早まる可能性もあるかもしれません。
とのことだった。


12月まで待てないなと思ったが、「保険」と思ってお願いしますと返事をしておいた。



また一から物件探しをしてみますが、そうそう新しい情報は見つからず、暇を持て余していることもあって、釣りを兼ねて、というか釣りがしたくて7月17日に現地調査に行きました。


前回行った漁港にグレ釣りにいくと、釣果には恵まれませんでしたが、前に会ったおいやん達にまた会えて、少しお話ができて嬉しかった。


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この時はあまり期待もせずに、例のアパートも、外観、周りの状況など見ておきました。



そしたら程なくしてなんと不動産屋さんから電話があり



「8月に退去される方があり、そのあと入居できますが、どうされますか?」


とのことである。


つづく。